『おやすみ、はたらくくるまたち』レビュー|車好きの寝かしつけにおすすめ?感想・対象年齢も紹介

絵本『おやすみ、はたらくくるまたち』 乗り物絵本

「寝る前なのに、まだミニカーで遊んでる……」

車が大好きな子どもの寝かしつけでは、おもちゃを走らせて、なかなか落ち着いてくれない……と悩むこともありますよね。

そんな車好きの子どもにぴったりなのが、寝かしつけ絵本『おやすみ、はたらくくるまたち』。

ニューヨークタイムズ・ベストセラーリスト第1位を獲得した、世界的に長く読み継がれている人気作です。

ちょっと珍しい「寝かしつけ×はたらく車」の絵本で、我が家の車好きな息子も、「この本を読んで寝るよー」と声をかけると、喜んで寝室に向かってくれます。

この記事では、『おやすみ、はたらくくるまたち』を実際に読んでみた感想や、寝かしつけとの相性、車好きの子どもにおすすめしたいポイントを紹介します。

📚 絵本情報
タイトル:おやすみ、はたらくくるまたち
著者:シェリー・ダスキー・リンカー
イラスト:トム・リヒテンヘルド
翻訳:福本友美子
出版社:ひさかたチャイルド
シリーズ:はたらくくるまたちシリーズ

▶ Amazonで『おやすみ、はたらくくるまたち』を見る

おやすみ本棚レビュー『おやすみ、はたらくくるまたち』

※寝かしつけに向いているか、乗り物好きのお子さんが楽しめるかなどを、おやすみ本棚独自の基準でレビューしています。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

おやすみ本棚レビュー
🌙 寝室引き込み力 ★★★★★
🧸 寝かしつけ指数 ★★★★★
🚗 乗り物ガチ勢度 ★★★★★
📖 読み聞かせ時間 3〜5分
👶 おすすめの年齢 3〜6歳

🐼 お気に入りの一節↓

しーっ……
おやすみ…… ゆっくり おやすみ!

引用:『おやすみ、はたらくくるまたち』

あらすじ

工事現場で一日いっぱい働いた車たちが、夕暮れとともに仕事を終え、「おやすみなさい」の準備を始めます。

ショベルカーやブルドーザーなど、たくさんの車たちが一日の仕事を終えて、少しずつ眠りにつく様子が描かれています。

昼間は元気いっぱいに働いていた車たちも、夜になればおやすみの時間。

車たちが眠る姿を眺めながら、子どもも自然と眠りへ向かいたくなるような、穏やかな雰囲気の絵本です。

読んだ感想

我が家の息子も車が大好きで、寝る直前までミニカーを走らせています。

そんな息子に、「『おやすみ、はたらくくるまたち』を読んで寝るよー」と声をかけると、喜んで寝室に向かってくれるほど。

「まだ遊びたい!」となりがちな寝る前の時間に、好きな車を楽しみながら自然と寝室へ気持ちを切り替えられるところが、この絵本の魅力だと感じています。

ここからは、実際に親子で読んで感じた、この絵本の寝かしつけとの相性やおすすめポイントを紹介します。

寝かしつけとの相性

『おやすみ、はたらくくるまたち』は、子どもたちがゆっくり眠れるように描かれた絵本。寝かしつけとの相性は、我が家ではかなり良いと感じています。

昼間のシーンでかっこよく働いていた工事現場の車たちが、夜になると仕事を終え、あくびをしたり眠る準備をしたりする姿が描かれています。

気持ちよさそうに眠る車たちを見ていると、こちらまでなんだか眠たくなってきますし、読み終わったあとに「車たちも眠ったし、そろそろ寝ようね〜」と声をかけやすいのも、寝かしつけ絵本として嬉しいポイントです。

車好きの反応

我が家の息子も大の車好き。

『おやすみ、はたらくくるまたち』を購入して、「新しい絵本あるけど、読んでみる?」と見せたところ、表紙のショベルカーに目が釘づけ。

「何それー!読んで読んで!」と大喜びでした。

読み聞かせ中は、もっと興奮するかなと思っていましたが、意外と落ち着いて聞いてくれました。

イラストが細部まで丁寧に描き込まれているので、車の様子を真剣に眺めながら、すみずみまで楽しんでいたのかもしれません。

ストーリーもイラストも車好きの息子には大満足だったようで、読後は穏やかに眠りにつきました。

今ではすっかりお気に入りの一冊です。

読み聞かせのしやすさ

優しい文章で読み聞かせはしやすい絵本ですが、お話をしっかり楽しめる3歳・4歳頃から特に読みやすい絵本だと思います。

登場する車たちそれぞれに、働く姿から眠りにつくまでのストーリーがあるため、文章量はやや多めに感じます。

我が家で読んだ印象では、短い文章をサッと読むタイプの絵本というよりも、お話をじっくり楽しめるようになってからのほうが向いているかなと思いました。

おすすめポイント

『おやすみ、はたらくくるまたち』のおすすめポイントを紹介します。

優しい文章

子どもにもわかりやすい、優しい文章が魅力です。

車たちが一生懸命働いている姿から、仕事を終えて静かに眠りにつくまで、車たちを温かく見守るようなストーリーが描かれています。

昼間は元気に働いていた車たちも、夜になればゆっくり休む。

そんな穏やかな流れが、寝る前の読み聞かせにもよく合います。

安心できる世界観

寝る前に読みやすい、安心感のある世界観も魅力です。

車の絵本というと、急発進したり、競争したりと、ドキドキする展開のお話もありますよね。

でも『おやすみ、はたらくくるまたち』には、そうした刺激的な展開はほとんどありません。

一生懸命働いた車たちが仕事を終え、リラックスして眠りにつくという流れで、落ち着いた気持ちで読み進められます。

淡々とした雰囲気のなかにも、それぞれの車の特徴をとらえた描写があり、車好きの子どもが最後まで楽しめるところも嬉しいポイントです。

働く車が自然に眠る展開

この絵本の大きな魅力は、子どもたちが大好きな「働く車」が、最後には自然と眠りにつくところです。

巻末では、作者シェリー・ダスキー・リンカーについて紹介されており、この絵本に込めた思いも紹介されています。

作者自身のお子さんも車が大好きで、寝る前にも働く車の名前を挙げて興奮してしまっていたそう。

そこで、力強く働く車たちも一日の終わりには仕事を終え、エンジンを止めて眠りにつく――。

そんな姿を想像することで、車好きの子どもたちが楽しみながら眠りへ向かえるように、この物語が生まれたそうです。

実際に読んでみても、「大好きな車を見ながら眠る」という、この絵本ならではの発想がとても魅力的だと感じました。

車好きの子どもに「もう車はおしまい!」と切り替えを促すのではなく、「車たちも一日が終わっておやすみするよ」と一緒に眠る方向へ気持ちを持っていける。

そんなところが、『おやすみ、はたらくくるまたち』が寝かしつけ絵本として愛されている理由なのかもしれません。

こんな子におすすめ

『おやすみ、はたらくくるまたち』が特におすすめなのは、以下のタイプの子どもです。

車が大好き

工事現場で働く車がたくさん登場するので、車が大好きな子どもには特におすすめです。

車たちが実際に仕事をする姿も描かれているため、「この車は何をしているのかな?」と、それぞれの働きにも興味を持てそう。

イラストながらも車のパーツまで比較的しっかりと描き込まれているので、「乗り物図鑑で見たやつだ!」「近所の工事現場で、アームが伸びてるのを見かけたよ!」など、普段の体験と結びつけて楽しめるのも魅力です。

寝る前に乗り物のおもちゃで遊んでしまう

寝る前になっても、乗り物のおもちゃで遊びたがる子どもにも向いています。

車のおもちゃで遊んでいると、ビューンと加速させたり、何台も走らせたりして大興奮!と、「おやすみムード」とは程遠い状況になってしまうことがありますよね。

その点、『おやすみ、はたらくくるまたち』は「乗り物」がテーマでありながら、物語が進むにつれて車たちもゆっくりと休む方向へ向かいます。

「ミニカーで遊ぶの終わりにして!」と切り替えを促す代わりに、「ベッドで『おやすみ、はたらくくるまたち』読もうか」と声をかけられるのは、親にとっても嬉しいポイント。

我が家では、この声かけをすると息子が喜んで寝室に向かってくれます。

工事現場の車が好き

工事現場で働く車が好きな子どもにもおすすめです。

ショベルカーやブルドーザーなど、それぞれの車が働く様子が描かれているので、車の特徴や仕事に興味を持ちながら楽しめます。

イラストも丁寧で、車の細かいパーツや工事現場の資材などもしっかり描き込まれています。

工事現場の車が好きな子どもなら、ページのすみずみまで眺めながら楽しみたくなる一冊です。

寝かしつけ絵本を探している

『おやすみ、はたらくくるまたち』は、作者シェリー・ダスキー・リンカーが「車好きの子どもたちの安らかな眠りとつかれた親たちの幸せを願ってつくった絵本」です。巻末の作者紹介でも、この絵本に込められた思いが紹介されています。

一日いっぱい働いた車たちが、仕事を終えて、ゆっくりと眠りにつくまでが描かれているので、寝る前に読むと自然と「おやすみ」の時間へ気持ちを切り替えやすいのが魅力。

いつも「遊ぶの終わり!」「もう夜だから静かに!」と怒ってしまいがちな私ですが、この本を読むと息子も自然と「おやすみなさい」の気持ちに切り替わってくれます。

「寝る時間だよ」と何度も声をかける代わりに、絵本を通して親子で一緒に眠る準備ができる。そんなところに、この本の良さを感じています。

車が大好きな子どもはもちろん、寝る前に穏やかなお話を楽しみたい子どもにもおすすめです。

まとめ

『おやすみ、はたらくくるまたち』は、車好きの子どもにおすすめしたい、寝かしつけとの相性がよい絵本です。

一日いっぱい働いた車たちが、仕事を終えて眠りにつくまでを描いた、優しいストーリーと丁寧なイラストが魅力。

大好きな車を眺めながら、子ども自身も少しずつ「おやすみ」の気持ちへ切り替えていけるところが、この絵本ならではの魅力だと感じました。

働く車や乗り物が好きなお子さんなら、きっと楽しめる一冊。

「寝る前になってもミニカーで遊び続けてしまう」というご家庭にも、ぜひ試してみてほしい絵本です。

ぜひ親子で読んでみてくださいね。

▶ Amazonで『おやすみ、はたらくくるまたち』を見る

ちなみに、同じシェリー・ダスキー・リンカーが手がけた『よるのきかんしゃ、ゆめのきしゃ』も、寝る前の読み聞かせにおすすめの一冊です。

こちらはかっこいい機関車が登場するので、機関車や鉄道が好きな親子は、ぜひチェックしてみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました