『くるま はこびます』レビュー|キャリアカー好きにおすすめの絵本!読んだ感想も紹介

乗り物絵本

「キャリアカーが大好き!」という子、意外と多いですよね。街で車をたくさん積んだキャリアカーを見かけると、「見て!」「車がいっぱい!」と夢中になることも。

そんなキャリアカーの活躍を描いた絵本が『くるま はこびます』です。

この本とは図書館で出会って、親子ですっかりファンになり家でも購入しました。我が家では子どもが何度も「これ読んで!」とねだっていたお気に入りの一冊です。

この記事では、『くるま はこびます』のあらすじや読んだ感想、おすすめポイントを紹介します。「車好きの子が楽しめる?」「寝る前の読み聞かせにも向いている?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

📚 絵本情報
タイトル:くるま はこびます
著者:小風 さち
イラスト:鈴木 周作
出版社:福音館書店
シリーズ:幼児絵本ふしぎなたねシリーズ

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おやすみ本棚レビュー『くるま はこびます』

※寝かしつけに向いているか、乗り物好きのお子さんが楽しめるかなどを、おやすみ本棚独自の基準でレビューしています。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

🌙 寝室引き込み力 ★★★★★
🧸 寝かしつけ指数 ★★★★★
🚗 乗り物ガチ勢度 ★★★★★
📖 読み聞かせ時間 2~3分
👶 おすすめの年齢 2歳・3歳・幼児

🐼 お気に入りの一節↓

シャララーン シャララーン、シャン シャン シャン。
くるま はこびまーす。くるま はこびますよー。

引用:『くるま はこびます』

あらすじ

キャリアカーの実際の仕事を描いたストーリーです。中古車センターで古い車を積み込み、街の車屋さんまで運ぶ様子が描かれています。

運転手のおじさんが1台ずつ積み込んでいく流れや、スイッチを操作して荷台の高さや角度を調節する様子が丁寧に描かれており、大人でも「おぉ~、そうやって積んでいくのか」と静かに感心してしまう一冊。

完全なファンタジーではなく、ストーリーを楽しみながらキャリアカーの仕事や仕組みも知ることができる知識絵本です。

読んだ感想

『くるま はこびます』は、我が家の子どもも本当に大好きな本で、寝かしつけ絵本に自ら「これ読んで!」と言ってくることが何度もありました。

子どもの反応など読んだ感想を紹介します。

車好きの子どもの反応

車好きの息子は、初めて読んだときから目を輝かせて見入っていました。

街中で走っているキャリアカーは見ていても、積み込む場面はなかなか見るチャンスがなかったので、好奇心をくすぐられたようです。

絵は優しいタッチながらも本物志向で、キャリアカーも積み込まれる車も丁寧に書き込まれています。

最後のページにはキャリアカーのスイッチの絵があり、押すマネをして喜んでいました。

文は子ども向けの優しい言葉で、キャリアカーや運転手さんの仕事がわかりやすく書かれています。

キャリアカー好きには刺さるか

ずばり、刺さります!

まず、読んだ翌日から、キャリアカーのおもちゃでの遊び方が変わりました(笑)

それまではキャリアカーの荷台を動かさず、上から横から適当に積み込んでいた息子。

『くるま はこびます』を読んでからは、ちゃんと上の荷台をスロープ状にして車を積み込み、ガチャッと上げて下を積み込んで…と、実際のキャリアカーに忠実な遊びをするようになりました。

積み込みが完了した時の満足そうな、誇らしそうな顔がなんとも(笑)

隣で見ていた私も、この本に出会えてよかったなと嬉しくなった瞬間です。

寝る前でも読める雰囲気か

実際のキャリアカーが働く流れを元に、淡々と進んでいくストーリーなので、落ち着いた調子でに読むことができます。

中盤からはキャリアカーが走り、高速道路にのるというワクワク感はあるものの、カーレースのようなドキドキハラハラ展開はありません。

最後は、目的地の街の車屋さんに到着して業務終了。

よかったね、じゃぁ私たちもそろそろ寝ようかね、と、自然におやすみなさいの流れに持っていけます。

おすすめポイント

『くるま はこびます』のおすすめのポイントを紹介します。

大型車両特有のゆったり感

全体を通して大型車両特有のゆったり感があり、寝る前のリラックスタイムにぴったりです。

キャリアカーが主役なので、積み込む車をぶつけないようにとか、大きな車体が周りに当たらないようにといった、ゆっくり慎重な描写が多めです。

緊急車両のように「止まりなさい!」「道をあけてください!」といった緊迫感もなく、「くるまはこびますよー」という、なんとものどかな雰囲気で物語が進みます。

さらに、心地よい擬音のリズムも、寝かしつけにぴったりです。

キャリアカーのチェーンがこすれる「シャララーン シャララーン、シャン シャン シャン。」などの心地よいリズムが、直前まで大はしゃぎで遊んでいた子どものテンションを、おやすみのテンポに調整してくれます。

読むことで心が落ち着くというのは、寝かしつけ絵本として大きな魅力です。

働く車への興味が広がる

『くるま はこびます』のキャリアカーは、キャラクターではなく、リアルな「はたらくくるま」として登場します。

キャリアカーや運転手さんの実際に働く姿が描かれているのがポイントです。

キャリアカーそのものに惹かれて読んだ子どもが、「仕事」や「仕組み」へと興味を広げるきっかけになります。

図鑑から「ストーリー」への導入になる

「図鑑」は、掲載の車にジャンルの関連性などはあっても、1つのストーリーとしてのつながりはありません。

話の流れを理解するような練習には、物語のある「絵本」も読んでほしいな…と思う親心もありますよね。

その点で、『くるま はこびます』は、写実的な絵で車好きの子の心をワシ掴みしつつも、全体を通して一つのストーリーが流れでいる「物語」なのが大きな特徴。

図鑑一筋な子どもの読書に、さりげなく絵本を取り入れていける一冊です。

こんな子におすすめ

『くるま はこびます』をぜひ読んでほしいのは、以下のタイプの子どもです。

キャリアカー・車を運ぶ車が好き

絵でも文でも、キャリアカーの特徴や動き、働く様子が丁寧に描かれているので、「車を運ぶ車」が好きな子にはたまらない一冊です。

実際の仕事の様子がよくわかるので、子どもはもちろん、大人も「なるほど」と楽しめる一冊です。

また、キャリアカーに載せる5台の中古車は、それぞれ異なる車種として丁寧に描き分けられているのも見どころです。

いろいろな車が次々と積み込まれていく様子は楽しく、車好きの子どもはワクワクしながら読めるでしょう。

乗り物図鑑が好き

『くるま はこびます』は車の細部まで丁寧に描かれた絵が魅力で、図鑑好きの子どもにもおすすめです。

我が家の息子も大の図鑑好きで、図書館ではまず、いそいそと乗り物図鑑の棚に近い席を確保し、車や電車の図鑑を持ってきては眺め、持ってきては眺めを繰り返す幼少期でした。

「読みたい本」はストーリー性よりも絵や写真といった視覚情報の強さで選ぶ傾向があり、文章が長いと読み聞かせている途中にページをめくられてしまうこともありました。

その点『くるま はこびます』は
・絵がリアル
・文章が短い
という、図鑑好きの子どもも飽きずに楽しめる要素が揃っています。

「絵」「写真」で本を選んでいる子に「文」の楽しさを知ってもらうきっかけとしても、おすすめできる絵本です。

車好きの2歳・3歳・幼児

車に興味をもちはじめた2歳頃から、車好きが本格化した3歳・4歳児、走行車の車種を言い当てるほどマニアックに育ってしまった幼児まで、幅広く楽しめる絵本です。

1ページあたりの文字は少な目で、比較的さらっと読めるため、低年齢の子どもも飽きずに楽しめます。

一方、リアル寄りに綿密に描き込まれた絵には、知識が増えた子どもだからこそ気づける発見がたくさんあります。

息子は駐車場の絵などもすみずみまでチェックし、停まっている車を「これは〇〇だ!」と、モデルになったと思われる車種を推測して楽しんでいました。

各自の年齢や知識量に合わせて、それぞれ楽しみ方を見つけられる一冊です。

まとめ

『くるま はこびます』の大型車特有のゆったりした動きや、目的地到着して終わるエンディングは、寝かしつけにぴったりです。

2歳・3歳の小さい子から図鑑好き・車好きのお子さんまで幅広く楽しめる絵本なので、ぜひ親子で読んでみてください。

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